

固定資産税などの軽減
住宅は大きい買い物です。
そのため、税を軽減する制度が
設けられています。
新築住宅では住宅ローン控除、
固定資産税の軽減措置、
不動産取得税、
不動産登記にかかる税の
軽減がありますが、
中古住宅の購入には
適用されないものもあります。

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新築一戸建て
戸建ては3年、建物分の
固定資産税が半額 -
中古リノベ
固定資産税軽減措置
なし
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登録免許税は、
建物分の
固定資産評価額
×0.15% -
登録免許税は、
建物分の
固定資産評価額
×0.3%
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不動産所得税は、
建物分の課税標準額
(固定資産評価額)から
1200万円が控除 -
不動産所得税は、
築年数によって
控除額が減額される
確かに中古物件は、
購入価格を抑えることができます。
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ただし!税金が割高な上、
築年数によって住宅ローンが
利用できない場合も!
※住宅ローンを扱う金融機関によっては、
担保評価額などの関係で
「中古戸建ての場合は築年数30年以内」のように、
申込条件を設けているところもあります。

瑕疵担保責任
購入や建築をした住宅に
欠陥があっては大変。
万が一のトラブルにしっかりと
対応するためには、
※売主等の責任を法律で定めた
「瑕疵(かし)担保責任」について
しっかりと理解しておくことが
大切です。
※売主=建築会社、不動産会社等

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新築一戸建て
売主に、
10年間の瑕疵
担保責任あり新築住宅の場合、売主には引き渡しから
10年間は契約不適合責任を負うことが
義務づけられています。 -
中古リノベ
中古住宅では、
売主の責任は、
3ケ月程度の
場合も中古物件の場合は、不動産会社が売主の時にのみ、
瑕疵担保期間を2年以上とする決まりがありますが、
売主が個人のときは法的な規定はありません。
中古住宅は新築と比べて保証が
ほとんどないと考えた方が良いでしょう。
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新築住宅には中古住宅では難しい、
長期間の安心という
メリットがあります。

ライフサイクル
人生を長い目で見て、
家族の幸せな未来のためにも大切なのは、
ライフサイクルを見据えたお金の使い方。
住宅ローンだけでなく、
修繕やリフォームなどの支出のピークを
上手にずらして、
ゆとりあるマイホームライフを
送りたいものです。

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新築一戸建て
一般的な木造住宅の寿命は、
「約30年」と言われています。
30歳で
購入した場合、
60歳でリフォームの
可能性。 -
中古リノベ
築年数により
早期の
リフォームの必要。
場合によっては、
2回目の
リフォームも。


中古住宅では、
住宅の寿命が新築より早く訪れます。
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そのため、場合によっては
大きな出費が重なったり、
複数回訪れるなど、
リスクは高くなります。

あなたは
どっちのタイプ?
中古リノベは、思っている以上に、
優先順位をつけ、取捨選択したり、
決定することが多く、疲れてしまうことも。
自分が叶えたい物、
大切にしたいものを、
見つめ直すことで、
いつまでも満足できる住まいを
叶えることができます。

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新築一戸建て向き
●人が住んでいた住宅に
住むのには抵抗がある。●真新しい住環境で
新生活を始めたい。●長い保証期間や
手厚い
アフターサービスで安心したい。●やっぱり耐震・断熱などの
構造や設備は、最新が良い。●予算には比較的余裕がある。
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中古リノベ向き
●人が住んでいた住宅でも、
特に気にならない。●細やかな修繕やDIYが
苦にならない。●リノベーションで
思い通りの空間に仕上げたい。●住まいより、
お金をかけたい
趣味や目標がある。●住みたいエリアが決まっている。
上記の質問で
「はい」の
多かった方が、
あなたの向いている
タイプです。


いかがでしたか?
大切なのは、
自分が譲れないものを軸に、
新築・中古リノベの
それぞれのメリット・デメリットを
見比べること。
「こんなはずじゃなかった」は
必ず防ぐことができます。